光導波型センサグループ

私たちは,微細な機械的構造と光導波路(光の通り道)を組み合わせたセンサの開発を行っています。機械的構造に圧力や力が作用すると変形が起こりますが,その変形の大きさをレーザ光で読み取ります。

測色計グループ

私たちは,日頃,色を「あか」や「あお」といった名前で表現することが多い ですが,商品開発・製造や印刷などでは,色情報の管理や伝達のために,色の数 値化が重要です。ちなみに,デジカメによって得られる色情報は赤・緑・青の3 原色の割合に基づくRGB値ですが,色管理には,人の色知覚に合ったL*a*b*値が よく使用されます。研究室では,RGB-L*a*b*変換をニューラルネットワークで行 う簡易測色計について研究しています。

大型低温重力波望遠鏡(KAGRA)グループ

アメリカのaLIGOが連成ブラックホールからの重力波を2015年9月14日に検出し,そのニュースは日本でも大々的に報道されました。日本においても,岐阜県飛騨市神岡において,大型低温重力波望遠鏡(KAGRA)を建設しており,現在,感度向上のためのアップグレード中です。KAGRAの特徴は,(1) 地下に設置されているため,地面振動が小さいこと,(2) 干渉計の鏡を低温にするため,熱運動(ブラウン運動)が少ないことです。研究室では,佐藤孝教授,鈴木孝昌教授のグループの中で,東京大学,国立天文台,東京工業大学,富山大学等と協力して,インプットモードクリーナー(IMC)の開発に関わっています。

ホログラムグループ

ホログラフィーは立体像を記録・再生する技術(立体写真技術)のことで,立体像を記録したもの(立体写真)をホログラムといいます。さらに,ホログラムは非常に大きな記憶容量を持つ情報記録媒体として使用することもできる次世代メモリーとしても期待されています。